非認知能力について

今後、将来に絶対必要な幼少期の教育『非認知能力』を鍛えよう

幼少期と呼ばれる2~12歳ごろの教育が重要であることは一般的にも知られていますが、大人になった時に「人生を豊かにするためにはどんな能力が必要なのか」を知らない人がほとんどです。人間として生きていく力 としては、認知能力と非認知能力が必要とされ、

  • 認知能力 —– 試験の成績やIQで測ることのできる能力
  • 非認知能力 —– 目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情のコントロールする能力

「認知能力」が最も重要であるとされており、勉強に関することに力をいれてきましたが、望むような効果が得られない状況が続いていました が、最近の調査結果で認知能力より非認知能力のほうが重要であるという結果がでてきています。

非認知的能力が注目される理由

教育経済学の代表的な研究者に、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンさんがいます。
1960年代にアメリカのミシガン州で行われた調査、「ペリー就学前プロジェクト」。
貧困世帯の3~4歳の子どもたち123人を対象に行われました。
そのうち、およそ半数の子どもたちに、“ある教育”を施し、それが将来にどう影響するかを長期的に調査したものです。

“ある教育”の主な内容は以下の2つ。これらを毎日、繰り返し行ってもらいました。
・子どもたちに遊びを計画してもらい、その遊びを実行してもらう
・さらにその遊びをよりよくするためにどうすればいいか考えてもらう

ペリー就学前プロジェクトを受けた、受けなかった子の40歳時点での調査結果

教育を受けた人の方が、学力や収入が大幅に上回っていることがわかったのです!

この結果の理由を「教育を受けてIQが伸びたからではないか?」と考えてしまいがちですが、子どもたちのIQを調べると、プリスクールに通っている間は急激に伸びていますが、9歳ごろになるとIQの差はほとんどなくなります。

ヘックマンさんは、彼らが大人になってもより幸せでいられるのは、プリスクールに通って認知的な能力を伸ばしたからではなく、認知的な能力以外(非認知能力)を身につけたことが大きな要因ではないかと考えたのです。

つまり、幼児期に重要なことは、“やりたい”と思える遊びに夢中になり、試行錯誤すること。
そうやって、生み出した自発的な遊びを通して、協調性ややる気、忍耐力などの能力を身につけて、それらが将来、勉強や仕事などに対する意欲を高めることに繋がるのです。

私達は、運動やプログラミングを通じて「非認知能力」をつけるための教育を行っています。